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メガネレンズができるまで

メガネレンズができるまでの工程を動画でご覧いただけます。画面をクリックして再生してください。YouTubeの画面に移動します。

メガネレンズができるまでVIDEO 全編再生(4:14) 1. レンズ基材の成形
2. 研磨加工
3. 染色
4. ハードコート(傷つき防止コート)
5. 反射防止コート
6. 反射防止膜有り無しと撥水膜の紹介
7. 検査

工程ごとにご覧になりたい方は次の1~7の画面をクリックして再生してください。YouTubeの画面に移動します。

工程 工程の説明
1.   レンズ基材の成形(0:49) (1)洗浄
モールドと呼ばれる、ガラスでできた型を超音波洗浄機にかけ、ゴミなどを洗い流します。
(2)テープ巻き
洗浄したモールド2枚を正確に位置あわせをして、特殊なテープを巻いて固定します。
(3)樹脂注入
固定した2枚のモールドのすきまにレンズの原料である液体をゆっくりと流し込みます。
(4)焼き固め
流し込まれた原料は、その後、オーブンの中で加熱され、型の中で固まり、透明な樹脂に変化します。
(5)離型(りけい)
テープをはがして、モールドをはずせば、完成です。
2. 研磨加工(0:51) (1)加工機に取り付けるための前準備
遠近両用など、特殊な度数のレンズは、お客様の度数に合わせて、1枚いちまい、削りだして作られます。
あらかじめ厚めに作られたレンズ基材を削り出すために、まずは、レンズを加工機械に正確に取り付けるための特別加工をします。
(2)切削(せっさく)
そしてレンズ基材は加工機械に正確にセッティングされ、お客様の度数になるように削られます。
(3)研磨(けんま)
削った後のレンズは、その後、表面が鏡の様に艶が出るまで磨かれ、透明なレンズとして使えるようになります。
3. 染色(0:31) カラーレンズの場合は、染色加工を行います。
レンズの色合い、濃度を、染料の量や染める時間で調整していきます。
お客様からご指定いただいた色に合うまで、微妙な色調整を繰り返し、染め上げてゆきます。
4. ハードコート
(傷つき防止コート)(0:46)
レンズをきれいに洗浄した後、プラスチックレンズをキズから守るために、レンズの表面にかたくてキズつきにくいコーティングをほどこします。
このハードコートの原料は、ハード液と呼ばれる液体です。
このハード液にレンズ全体を浸してから、ゆっくりと引き上げることで、ハード液がレンズ全面にうすく均一に塗られます。
その後、レンズ全体をオーブンで加熱するとハード液が硬化します。
こうして、プラスチックレンズの表面に薄くてかたい皮膜が形成されます。
5. 反射防止コート(0:43) メガネレンズはさらに、表面の光の反射をおさえる反射防止コーティング加工がされます。この反射防止コートは非常に薄く、また耐久性の高い特殊なコーティングです。

真空蒸着装置によるコート
真空蒸着装置という機械を使い、レンズは真空の中で、回転するテーブルの上にセットされます。そして真空中で、一時的に気体になった様々な物質が、レンズ表面に均一に精密なあつさで正確にコーティングされます。
6. 反射防止膜有り無しと撥水膜の紹介(0:33) 反射防止膜と撥水膜の有り無しの比較
反射防止コートをつけたレンズは、それ以前のレンズと比べると、レンズ表面の反射がほとんどないことが分かります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                また、レンズには同時に、水滴や油をはじくコーティングも施されます。
これによって、レンズの表面は強力に水をはじき、指紋などの油汚れも簡単に拭き取れるようになります。
7. 検査(0:16) レンズに傷などがついていないか、蛍光灯の明かりを利用して、1枚1枚検査します。