本文へジャンプ
文字の大きさ 
メガネの歴史

世界 日本
13世紀後半
イタリアないし西欧で「メガネ」が発明される。

最初のメガネは、把手のついた枠にはめられた単玉レンズでした。

13世紀  
「メガネ」の大量生産が始まる。

15世紀末には廉価なメガネが行商人たちにより売り広められるようになりました。

15世紀  
近視用のメガネが誕生。

16世紀末には、スパニッシュイタリアン型と呼ばれる、メガネを紐で耳に掛けるタイプのものが出てきました。

16世紀


16世紀中頃
メガネが日本に伝来。
キリスト教宣教師、フランシスコ・ザビエルが、周防(山口県)の大名、大内義隆にメガネを贈ったのが最初といわれています。
西洋の社交界では、紐やリボンで胸につり下げるようにデザインされた遠くを見るためのパースペクティブ・グラスと呼ばれる単玉レンズが好まれるようになりました。
このような遠くを見るためにデザインされたレンズはヤンググラスと呼ばれ、二重のメガネ枠に入っている読書用メガネはオールドグラスと呼ばれていました。
17世紀
長崎で初めてメガネが作られる。
材質はべっ甲、水牛の角、馬の爪などでした。
18世紀初め
ロンドンの眼鏡商がツルつきメガネを発明・改良。


18世紀中頃
アメリカの政治家、ベンジャミン・フランクリンが、二焦点レンズを開発。

18世紀後半
鋏メガネがフランスの伊達男たちの間で大流行。

メガネを支える把手が、まるで鋏で鼻を切るような格好に見えたのが名前の由来です。

18世紀



日本製のメガネが多く登場。
京都、大阪、江戸などでは、お店でメガネを売り出されるようになりました。しかし、メガネだけでは商売にならず、他の物と一緒に販売していました。
19世紀初め
ヨーロッパの貴婦人たちが愛用したローネットと呼ばれる長柄手持ち式のメガネが流行。

この頃になると、装飾を施された高価な偽装メガネの流行は終わり、実用的なメガネをかけるようになっていきます。


19世紀中頃
乱視用レンズが誕生。

1830年頃にコンタクトレンズや色つきレンズの研究や実験が始まっています。


鼻に挟んで使用するパンスヌと呼ばれる鼻メガネのいろいろなタイプのメガネが作られる。




19世紀


















機械によるレンズの本格的な国内生産がスタート。

1875年、ウィーンで開催された万国博覧会に出席した朝倉松五郎が、レンズの研磨法を学んで帰国したことがきっかけといわれています。
1883年頃には、ローネットメガネが鹿鳴館の貴婦人の間で流行しました。

1910年頃
アメリカで、大型円型レンズを鼈甲メガネ枠に入れたものが大流行。


1930年代
二重焦点レンズが改善され三重焦点レンズが発売。コンタクトレンズが完成。

1940年代
いろいろなサングラスが出現し大流行。

ドイツとアメリカで時を同じくしてデザイナーたちが「メガネのデザイン」に興味をもち、新しいアイディアを互いに競い合いました。


20世紀


1920年代以降
モガ・モボに、ロイドメガネが流行。

アクセサリーメガネがブームとなりました。









1950年代
デコ付きモンロー型セルロイドメガネが大流行。

1960年代
トンボメガネの流行に始まり、セル・ウェリントンのブーム、サングラス、メタル・フレームの大流行へとめまぐるしく続く。

1970年代
オート型ブリッジ・メタル、レイバンの流行。
ブロウラインがおじさんたちにブームでした。

1980年代前半
ロイドメガネ・レイバンの50年代フレームの再ブーム。

1980年代後半
黒縁のセルフレームが人気。